→登場キャラクター紹介

ニーユ=ニヒト・アルプトラ
残像領域に流れ着いた“自称”研究者。
百足型のウォーハイドラ【ベルベット・ミリアピード】を駆り、生きるために残像領域で戦う。その日暮らしなのでなんでも食べるし胃が強い。

見た目とは裏腹に大変温厚。びっくりするほど穏やかで、そして見た目に違わぬ力持ち。筋肉は飾りではない。
昔いた場所の名残か、一人前の料理が作れない。余り物を整備の仕事のついでに提供する、飯屋なのか整備屋なのかよく分からないことをしていたが、ようやく戦場に出る覚悟と装備が整ったので、満を持して戦場に出た。
右手は肘の先からない。特殊な小手を装着し、内部にリーンクラフト生体魔素02号をめいっぱい充填し、彼らに右手の代わりをしてもらっている。
首につねにタオルをかけているのは、素で汗っかきなのと、生体魔素02号がたまに垂れてくるのを拭うため。
180cm/115kg/おだやかな性格/なんでもよく食べる


ベルベット・ミリアピード
百足型の大型ウォーハイドラ。パーツ組み次第で最大で20mほどの全長になるが、霧に紛れて行動することを得意とする。
体節ひとつひとつにリーンクラフト生体魔素02号の培養装置と簡単な射撃ユニットを搭載し、同様に分散して積まれたいくつものミストエンジンは、この巨体が霧の中で身を隠すのに十分な霧を生み、巨体を走らせるのに十分なエネルギーを生む。

ニーユが元いた世界から逃げ出してくる時に抱えてきた生体制御AIを搭載している。
……のだが、AIの人格を知らずに積んだらなんと幼女だった。ベルベット・ミリアピードは、ベルベット・リーンクラフトと名乗ったAIの名前を冠している。
ベルベット・リーンクラフトとニーユは、操縦棺の中にいる時のみ意思疎通が可能である。“彼女”と意思疎通を図りたい時の手段はウォーハイドラを通した通信しかないが、高い霊障能力の持ち主なら、生身でも彼女と話ができるかもしれない。


スー/リーンクラフト生体魔素02号
薄水色の典型的にも程があるスライム。ニーユは彼らのことを「スー」と呼ぶ。スライムのスー。ド安直である。
リーンクラフト生体魔素02号は、ニーユが元の世界で管理を任されていたうちの1個体であり、彼が元の世界から逃亡してくるとき、唯一連れてこられた“リーンクラフト最後の生き残り”である。

意思はあるようだが会話はできない。ニーユの準備したプレートを使って意思表示をすることはあるし、ペンを持たせれば筆談をしてくれる。めちゃくちゃ常識人(常識スライム)。
元々ニーユの腕の代わりをしたり、その他いろいろなことをしていたが、残像領域に来てからは培養装置でもりもり増えている。ソファにもなるしベッドにもなってくれる。優しい。