ニーユの日記:5ページ目

私は間違っていたのかもしれない、と。
つい先日思わされてしまいました。

戦場に貢献する形は、決して撃墜数だけではありません。
敵を見つける。敵の攻撃を防ぐ。それらも等しく重要なことです。
私はスーの存在だけで、単純に駒数、あるいは的を増やすことで、他の人を助けるような動きをしています。前に出る必要はないのです。
その巨体があるのに、とは、よく言われます。ミリアピードの巨体は、決して無駄なわけではありません。培養装置のスペースを確保し、その他必要なものを積み、――あとはまあ、自分の趣味……

見えないものを探すための立場、それになりきろうと考えていたこともありました。
ですが、自分が見えなくて心配されてしまうのなら、それで彼女が心を乱されるというのなら、ミリアピードを敵の目に晒す覚悟は、いくらでもあります。
怖いか怖くないかを問われたら、当然ですが怖いです。
ミリアピードに傷がついたことはほぼありません。それでも装甲は厚くしてきたつもりです。前線に出てもきっと、よく働いてくれるでしょう。
20mもあれば、よく目を引くでしょう。

昔よく言われていた言葉を思い出します。
君は本当に、戦うのに向いていなくて勿体無いと。その性格だけが君を戦場から遠ざけていると。

そんなことは。




メモ
・ベルベットから操作権限をいくらか剥奪する
・近づけさせない人リスト
・ニゲラ会館の壁補修に行く
 ↑何か作って持っていくべき?