ニーユの日記:32ページ目


躊躇うことはない
俺は先に進めばいい

悪い言い方をすれば死人が出たのもあの女も俺の踏み台であり、
良い言い方をすればあれは俺が超えなければならない壁だったのだ
然るべき時がきっとその時だったのだろうと今なら理解できるし、俺はそう決めたのだ
俺は自分が決めていくのだ

それはそれとして俺はこの先もずっとあの女を許さないと思うし、抱いている気持ちも何も変わりはしないだろう
そういうクソみたいなところまで含めて俺であるべきで、だからこそ目を逸らしたくない

完璧な人間なんていないんだから