それで結局俺は、今まで通りの盾としてのミリアピードと、攻撃手としてのミリアピードの両方を操ることになったんだけど
正直なことを言うと盾として振る舞っている方がずっと楽 ティタンフォートというスタイルは俺に本当に向いていた
考える必要が無いからだ 当たりに行けばいい 終わり
ミリアピードはそもそもが目立つから、敵の気も引きつけやすい
インヴォークはそうじゃない
誰かの声がずっと聞こえる 誰かが俺に囁き続けている
自分の頭に負荷がかかり続けているのも分かる、けれど
それが俺本来の在り方であるような気さえするのだ
自分が使い潰されていくことに喜びを覚えるような、そんな
けどもうなりふり構ってはいられないというか、場を見て柔軟にできることをする必要があるから
俺はもう躊躇わないんだって、そう言ったから
少しだけ後悔している 勝手に巻き込むような形になってしまったことだけは
でもきっとそれでよかったって、後で胸を張って言えるようになりたい